知っていることを教える

こんにちは。youです。

今回は本サイト ‘Edu Forward’ で大事にしたい考え方の1つです。

 

教師には様々な仕事がありますが、

 

教師の仕事は ‘教えること’

 

ということは間違いないですよね。

 

 

それで今回のタイトル「知っていることを教える」ですが、

教えるにあたっては、

 

教えることをあなたが知っていて欲しいんです。

 

あなたが知っていることを、

子供に教えてほしい。

 

逆に、

あなたが知らないことは教えないでほしい

 

 

そんなのあたりまえじゃん、と思いましたかね。

知っていることを教えるに決まってるじゃんと。

 

 

本当にそうですか。

 

 

教師ってもちろん教科を教えるだけじゃないですよね。

 

集団行動を教える。

リーダーシップを教える。

読書の大切さを教える。

目標を立てることの大切さを教える。

努力の重要性を教える。

論理的に考える力を教える。

命の大切さを教える。

 

 

などなど。

教科以外にも教えることはたくさんあります。

 

 

そこでもう一度考えて欲しい。

 

あなたが教えようとしていることは、

本当にあなたが知っていることですか。

 

 

教師はもちろん、教科の知識はありますよね。

 

でも例えばあなたが、

この子はクラスの中心だからリーダーシップを育てたい

 

目標を立てさせて目標に向かって努力する姿勢を身につけさせたい

 

そんな風に思ったとき。

 

 

あなたはリーダーシップのことをどれだけ知っているかということ。

 

あなたは目標設定から達成までのスキルをどれだけ知っているかということ。

 

 

 

リーダーシップがどんな要素なのかを知らないのに育てたいなんて言うのは、

かなり乱暴じゃないですか。

 

目標設定の効果も知らないのに目標立てて頑張れって言うのは、

さすがに無責任じゃないですか。

 

 

いやいやリーダーシップは自然と身につくものだから教師側に知識はいらないよ

 

 

それも一理あります。

 

ただそれでは、

その他大勢の教師から抜きんでることはできません。

 

 

あなたは人と違った教師を目指していませんか。

 

あなたは人よりも何歩も先を行く教師を目指していませんか。

 

 

もしそうなら、

あなたが教えたいことは、あなたが責任を持って知っておいて欲しい。

 

 

何も理論を学ばなくてもいい。

あなたなりの考えや仮説でもいい。

あなたが教えたいスキルを、あなたの言葉で説明できるだけでもいいんですよ。

 

「受動態はBe動詞の後に過去分詞が来て、〇〇される、という意味になる」

 

と同じようなレベルで、

 

「リーダーシップとは、こういう力とこういう力で構成されていて、こういう場面で身につく」

 

少なくともそんな風に言葉で説明できるくらいには、あなた自身が理解しておいて欲しい。

 

 

あなたが思う、

生徒にこんなことを教えたい’

 

‘こんなこと’ の中身は、

リーダーシップだったり、

思いやりだったり、

生涯学ぶ姿勢だったりするかもしれない。

 

 

それを生徒に教えるなら、

まずはあなたが理解しておいて欲しい。

 

リーダーシップを教えるなら、まずはあなたがリーダーシップとは何かを知っておく。

 

思いやりを身につけさせたいなら、まずはあなたが思いやりの構成要素を考えてみる。

 

学ぶ姿勢を育てたいなら、まずはあなたが学び方を理解しておく。

 

 

 

教えたいものの要素を分解してみて、輪郭をはっきりさせてみてください。

「リーダーシップ」とか「思いやり」なんていう

ぼんやりした言葉で、ぼんやりした概念のままで捉えないこと。

聞く人によって解釈が違ってきますからね。

 

‘受動態’ を教えるときに、人によって解釈が違うなんてことはないですよね。

A君にとっては Be動詞+過去分詞

B君にとっては Be動詞+動詞の原形

なんてことはないはずです。

 

教科以外のことを教えるにしても

「人によって解釈の違いを生まない」という考え方は同じ。

 

教えるにあたっては、

誰が聞いても同じ解釈ができるくらいまで分解してみてください。

 

もちろんリーダーシップや思いやりには

数学や英語のようないわゆる公式のようなものはありません。

 

例えばリーダーシップの本を読んでみる。

例えばリーダーシップがある友人達の行動を分析してみる。

 

そうしてみると、自分なりかもしれませんが公式のようなものに近づけます。

 

「自分が育てたいリーダーシップって ‘信頼を積み重ねること’ と ‘ビジョンを示してあげること’ が大事な要素かも」

「信頼を積み重ねる人は ‘相手を立ててあげる’ とか ‘自分が率先して動く’ っていう行動してるな」

「ビジョンの示し方上手い人は ‘具体的にイメージできる言葉’ を使ってる」

 

 

そんな風に考えていくと、

「リーダーシップ」というぼんやりした言葉の形が明確になってきて、

誰が聞いても同じ解釈ができるくらいまで具体的になっていきます。

 

 

「思いやり」でも「コミュニケーション能力」でも「努力の重要性」でも同じです。

人によって解釈が変わるようなぼんやりした概念のまま、

 

「生徒にこんな力をつけたい」

 

なんて言わない。

これは本当に無責任。

自分自身もどんな力なのか答えを持っていないようなことを教えようとしている訳ですから。

 

まずはあなたが知ること。

教えたいものとは何か理解しようとしてみること。

 

教えるのはそれから。

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