言葉が響かないのは全員に向けて話すから

こんにちは、youです。

 

授業やプレゼンで、

私の今の言葉、響いていない?

 

と感じることはありませんでしたか。

 

わかりやすく話したつもりなのに、生徒に言葉がちゃんと届いていない。

論理的に話したのに、オーディエンスの反応が薄い。

 

それはもしかして、あなたが優しすぎるからかもしれません。

 

みんなの共感を生みたい。

全員に言葉を届けたい。

 

そんなあなたの生徒に対する思いやりが、

オーディエンス全員に対する配慮が、

 

あなたの言葉を弱く

誰にも響かないものにしているとしたら

本当にもったいないと思いませんか。

 

今回は、あなたの言葉を全員に響かせるために、

1人だけに伝えることの大切さをお伝えしますね。

 

優しさが言葉を弱くする

全員に響かせるために1人だけに伝える?

どういうこと?

 

と思われた方もいるかもしれません。

 

僕の経験でもそうなんですが、

 

全員を満足させようとして、

僕の話が全員に届けばいいと思って、

全員に好かれようとしたプレゼンは、

大抵失敗に終わる。

 

場の一体感はなくて、

僕とオーディエンスの温度差ができていて、

義務感からの拍手がぱらぱら。

 

「なんで上手くいかなかったんだろう」

って考えた時に、失敗したプレゼンの共通項が見えてきました。

 

言葉にキレがなかった。

 

全員に届けたい。全員に好印象を持ってもらいたい。

もちろん誰も傷つけたくない。

 

そんな想いのせいで僕のプレゼンは、

無難で、きれいにまとまっていて、どこかから借りてきた言葉ばかりが並んでしまった。

 

結果、言葉にキレがなくなる。

結果、誰にも届かないプレゼンになる。

 

たくさんの人に配慮をすればするほど、

あなたの言葉は輪郭がぼやけてしまって、

1人にさえ響かない。

 

みんなに向けて話すと、誰にも伝わらない

 

なぜでしょうね。

個性が消える

 

多くの人を意識した言葉が誰にも響かなくなる理由は、

想定しているターゲットから個性が消えてしまうからです。

 

例えば僕は英語の学習方法のプレゼンを高校生、大学生にすることがあります。

その時のターゲット設定が、

 

A:「留学を目指して英語学習を毎日1時間していて、リスニングの点数が上がらない学生」

の場合と

B:「英語学習をしている学生」 

 

の場合では、僕の言葉選びは全く違ってきます。

 

Aがターゲットの場合、具体的なニーズや悩みがある程度わかるので、

勉強時間の話やリスニング上達の方法などに的を絞って話すことができます。

 

一方Bがターゲットの場合では、

何を重点的に話したらいいのか、

どんな悩みを抱えているのか、

どんな話がその人に役立つのか、

全くわかりません。

 

なので、誰にでも当てはまるような英語学習の一般的な方法や、

リスニングに限らずリーディング、ライティング、スピーキングの

話もまんべんなくする必要が出てきます。

 

オーディエンスの中に、

”留学を目指して英語学習を毎日1時間していて、リスニングの点数が上がらない学生”

が混ざっていた時、その学生の心に響くプレゼンには絶対にならない

 

ターゲットAとBの違いは、

個性が感じられるかどうか。

 

つまり言葉を響かせるために重要なことは、

ターゲットを絞り、ターゲットに個性を持たせること。

 

1人に伝わればいい

 

場の一体感があって、

思ったところで笑いが起きて、

みんなが深く頷きながら聞いてくれて、

最後には心からの拍手をいただける。

 

そんなプレゼンができた時は、

やっぱりターゲットが上手く絞れていた。

 

もっと言うと、

この1人に向けて話す

くらいでも上手くいきます。

 

この人だったらこういう言い方で伝えた方がいいとか、

この人はこんな悩みを持っているからこうアドバイスしようとか、

そんな風に考えて紡いだ言葉は、

その1人”以外の人”にも刺さります。不思議なもので。

 

1人に伝える方法

ターゲットの選び方

1人に伝えるとはいえ、

その1人が特殊すぎたらさすがにその人に向けて話すべきではないです。

 

英語学習のプレゼンの例でいうと、

「帰国子女で英語の発音もスピーキングも抜群にできるけど

 英検1級レベルの単語はあまりわからない」

ような人をターゲットにしたとしても、

その人向けに話すのはさすがに、周りを置いて行ってしまいます。

 

多くの人が属しているターゲット層の中の1人

を想定するといいと思います。

授業で言えば、

”成績平均層のうちのこの1人”とか、”ムードメーカー集団のうちのこの1人”とか。

 

1人に伝えるとは言っても、ずっと同じ人をターゲットにするのではなくて、

この言葉はこの1人、この言葉はこの1人、というように変えていってもいいですからね。

 

あくまで、言葉を響かせるためには

個性がない全体に伝えるのでなく、

1人に向けて伝える意識を持つということです。

 

 

1人に視線を送る

 

1人を想定するために組み合わせると効果的なのが、

1文1人の視線の原則。

 

この1文はこの1人を見る、次の1文はこの1人を見る、

というように、1文につき1人を見るように話していくと伝わりやすいです。

伝わっているかどうか相手の表情もわかりますし、

生徒全体を巻き込んだ場づくりにもなりますからね。

 

>>参考:授業に参加している感を出す

 

名前を(心の中で)呼ぶ

 

伝えたい言葉の前に、伝えたい1人の名前を呼んでみてください。

もちろん声には出す必要はなく、

その1人に話すつもりで言葉を選んでくださいということです。

 

これは授業やプレゼンなど、実際に話す時も有効ですし、

文章を書くときにも有効な方法です。

 

 

僕も今、上手く言葉を響かせるのが苦手な後輩1人に向けて

この文章を書きました。

 

1人に向けて紡いできた文章が、あなたにも響いていれば幸いです。

 

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